広島の吟醸酒の名声を支えてきた広島杜氏も高齢化に伴い減少の一途をたどっております。しかし、その後を次いで、彼らの薫陶を受けた若い造り手が台頭してきています。
若手社員、もしくは蔵元のご子息自らが杜氏を担われるケースが多く、「自分の造りたい酒」を目指して果敢に挑戦されています。そうした杜氏のいる蔵には、鑑評会で金賞を連続受賞するなど「勢いのある蔵」も多く、広島酒の評価を高めているといえます。
三浦仙三郎氏から、YK35吟醸酒の開発と、連綿と続いてきた広島酒のチャレンジ精神は未だ衰えておりません。